京都大学東南アジア地域研究研究所
不即不離ーマラヤ共産党員だった祖父の思い出
©Hummingbird Production Co. Ltd.
作品解説
中国系マレーシア人で台湾を拠点に活動するラウ・ケクフアット監督の自伝的なドキュメンタリー。
祖父の思い出が全くないラウ監督が、帰省の折にビデオカメラをまわして家族や親戚に祖父について尋ね、マラヤ共産党員だった祖父が反政府ゲリラとして植民地政府に射殺されたことを知る。
マラヤ共産党は国家転覆を目指す暴力集団だという公式見解を採るマレーシアでは、今でもマラヤ共産党について公に語ることが憚られ、関係者の家族・親戚はひっそりと暮らしている。
今も祖国を思いながら中国や香港、タイで暮らす元マラヤ共産党員たちの証言を通じて、これまで語られなかったアジア現代史の一端を明らかにする。
マレーシアでは上映不許可。
キャスト
ラウ・スンチン、フー・ムックキャウ、ラウ・ミーリン
監督・作品データ
監督 | ラウ・ケクフアット |
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製作国 | 台湾 |
製作年 | 2016 |
コピーライト | ©Hummingbird Production Co. Ltd. |