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京都での撮影も行った台湾発ラブストーリ『全ては愛のため/痴情男子漢』主演の韓笙笙さんと製作スタッフの抹茶団子さんが舞台挨拶

2017年10月14日(土) レポート

10月14日(土)、TOHOシネマズ二条で『全ては愛のため/痴情男子漢』が上映され、主演で本作が映画初出演となる韓笙笙(ハンシェンシェン)さんと、製作スタッフの抹茶団子さんが登壇し、高山トモヒロの司会のもと進行しました。

重要なシーンが京都で撮影されているのも見どころのひとつである本作。映像の美しさも必見です。舞台挨拶では「『京都国際映画祭』を機に、また京都に来ることができて、とてもうれしいです」と韓さん。

抹茶団子さんは残念ながら会場に来れなかった連 奕琦監督のメッセージを代読されました。
「2013年に奥さんと一緒に京都を旅して、毎日ガイドブックのスポットを訪ねてまわりました。その中で白川で遊ぶ学生を見て、その場面がとても美しくて、いつか京都で映画撮影できたらいいなと思っていました。それが2017年に叶いました。皆様に美しい2時間を堪能いただければうれしいです」。

『全ては愛のため』という邦題ですが、原題の『痴情男子漢』には「愛」という文字が入っていません。原題の意味を高山が訪ねると、「『痴情』という字に“すべたあなたのために”という意味が込められています」と韓さん。せっかくだからお客様も一緒に原題を発言してみましょうと、韓さんに正しい発音を教えてもらい、唱和しました。

京都での撮影は秋に行われました。京都は観光シーズン。韓さんも観光を楽しまれたのでしょうか?「自然光の下で撮影ということで、朝3時に起きで化粧をして、ホテルを出発して、日中はずっと撮影で。秋は陽が落ちるのが早いので、17時ごろにはもう撮影を終えてホテルに戻っていました。ホテルの近辺でごはん食べたぐらいでしたね(笑)」と全く観光はなかったそう。今回の来日も観光をする時間がなかったそうですが、「また京都に戻ってくることができて、うれしいです」と笑みを浮かべました。また、撮影中は多くの観光客がいましたが、「日本のチームが気を遣ってくださって、マナーを守って一般の方を規制されている姿に感心しました」と韓さん。高山が「撮影が京都でよかったですよね。京都の方は一歩開けてくださるので。それが大阪だったら率先して映り込みに行きますよ」と冗談を言うと、声を上げて笑っていました。

劇中、歌うシーンが多々あるのも本作の見どころ。ミュージカルのように歌うシーンもあり、映画でそういった演出は珍しいのでは?と高山。「気持ちにふさわしい曲を取り入れる作品は台湾でもそんなに多くないと思うのですが、初めての経験だったというか、初出演だったので…」と韓さん。堂々と、かつ自然な演技を見せていただけに、お客様からも意外と言わんばかりの反応がありました。そんな韓さんですが、役作りではテレパシーを使える女の子という設定に苦労したそう。「どうやって男性の心が読める雰囲気を出すかが難しかったです」。

製作面について抹茶団子さんにお聞きしました。台湾と日本の規格の違いから機材の調達が一番難しかったそうですが、「日本人チームと一緒に撮影して、台湾と日本のやり方を同時に見ることができたのが楽しい経験でした」と振り返りました。

「本作は、初めての出演作品ですし、撮影した京都でロードショーできることになって、本当に感謝しています。今日、この場に来られなかった台湾チームを代表して感謝を申し上げます」と韓さん。抹茶団子さんも「京都の美しい場所で撮影をして、それを台湾の方に観てもらえるのは京都の観光アピールにもなりますし、国際観光大使としてこういう仕事ができてうれしいです。また同じようなチャンスがあれば協力させていただきたいと思います」と本作に込める思いを語りました。

最後に韓さんに劇中と同じように「あなたを1万年愛します」と言われたらときめきますか?と高山が聞いてみました。すると、「仮に自分が言われたら、ときめかないです(笑)。もっと普通でいいです」と答え、会場の笑いを誘いました。

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