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イオンシネマ京都桂川にて[祇園天幕映画祭]「ヨーロッパ企画の京都ニューシネマ総集編(vol.1~5)」の5本立てを上映!!!

2017年10月15日(日) レポート

京都国際映画祭の最終日の本日、10月15日(日)にイオンシネマ京都桂川では、[祇園天幕映画祭]ヨーロッパ企画の京都ニューシネマ総集編(vol.1~5)『監督くん』、『GO太 GOレツ太 GO衛門太~未来は俺がつないだる!!!~』、『ハウリング』、『ケルン』、『マスマティックな夕暮れ』の上映後、舞台挨拶が行われました。

まずは司会のお~い!久馬が登場。そしてゲストに、永野宗典監督、山口淳太監督、黒木正浩監督が登場。「みんな町内の運動会とか大丈夫なのかな。来てくれてありがとうございます。」と黒木監督が一言。

『監督くん』について問われた永野監督は、「丁寧にする時間を惜しんで、すごい荒い人形になっちゃった。」と一言。また声優をしている方々については、「7年前は、芸能界のルールをあんまり知らなくて、テープレコーダー持って直接頼んで。しかもみんなスタジオで一斉に録ったわけではなかったので、本人はなんのこっちゃの中で、録音して編集しました。しかもノーギャラで。」と。その発言に久馬は「盗撮的なことではないですよね。声にあてまはる物語を作ったわけじゃ…」と会場の笑いを誘いました。「今思えば豪華なメンバーが声優をして、ドキドキしております。」と山口監督。「京都国際映画祭で流れる作品になるとは。」と3人も驚きの表情でした。

ヨーロッパ企画のニューシネマについて問われると、「なにも知らずに観にきていただいた方にはちょっと割と面食らうような作品ばっかりだったかと思うんですけど、昔“アメリカン・ニューシネマ”というものがありまして、ハッピーエンドとかばっかりではなくて、意表をつくラストとか、バッドエンドで終わったりとか。こう時代に風穴を開けるような映画をつくる文脈があったんですけど、それを京都でやれないか、ということで「京都ニューシネマ」というタイトルで京都シネマさんとコラボで映画を作ったのがきっかけです。」と。「予算はないですけど、アイディアとかける劇場だけはあります。」ということで、2010年から毎年行っているそうです。黒木監督は毎年参加しているようで「今後も毎年やりたい。」と意気込んでいました。

それぞれお互いの監督具合について問われると、「黒木さんはやっぱ独特なセンスを貫いてる。一番ニューシネマをやっている監督で、言葉もすごく凝ってるので、セリフが覚えられないこともある。」と永野監督と山口監督。それを聞いた黒木監督は「周りの出演者もスタッフさんもとにかく仲良い人ばっかりで、結構気が合うというか、現場でアイディアを出し合ってやっている。」と一言。つづいて山口監督の印象は「映画オタクなので、映画!という映画を撮る監督ですね。」という永野監督。「綺麗に撮るからああいうのに憧れて。撮りたいように撮ってくれ!と言いました。」と一緒に監督を務めた作品『GO太 GOレツ太 GO衛門太~未来は俺がつないだる!!!~』の裏話を黒木監督がしてくれました。永野監督の印象はと聞かれると、「不条理でごはんを食べている感じ。」と山口監督と黒木監督。「すごいアイディアを具現化したい、ということで実写にできずにネンドにしたりしてますね。」と作品作りについての話でも盛り上がりました。
「怖さとかないですか。この監督怖~いとか。」と久馬に聞かれた3人は、「怖さでいうと永野さんですかね。作風も怖いし、現場もすごい押すんですよね。それでスタッフが倒れるランキングが…。」と。「スタッフクラッシャーと言われます。反省しております。僕も最後には倒れますよ。」と苦笑いしていました。また、短編作品などの監督をしたことのある久馬は、「よーいスタート!というのが恥ずかしいです。」とそれぞれの監督具合についても話が弾みました。

「来年も企画しているので、是非観にきてください!」と笑顔で舞台挨拶を締めくくりました。

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