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チリの英雄が繰り広げた逃亡劇、『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』の舞台挨拶にNON STYLEが登場!

2017年10月13日(金) レポート

10月13日(金)、TOHOシネマズ二条で特別招待作品『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』が上映され、舞台挨拶にNON STYLEが登場しました。

第二次世界大戦終了後のチリで、共産党を裏切った政府を非難したことを発端に、ゴンサレス・ビデラ大統領(アルフレド・カストロ)から逮捕を宣告された上院議員のパブロ・ネルーダ(ルイス・ニェッコ)。本作は、その任務を命じられた警察官オスカル・ペルショノー(ガエル・ガルシア・ベルナル)とネルーダとの数奇な逃亡劇を描いています。

ロバータの司会進行で始まった舞台挨拶。まずはネルーダの人物像についてロバータから説明がありました。日本ではあまり馴染みのないがネルーダですが、1900年代中頃にチリで活躍した外交官であり、政治家であり、ノーベル文学賞を受賞した詩人であるという、チリでは英雄的存在。逃亡中にもかかわらず詩集『大いなる歌』を書いたという逸話も残しています。本作を観るまでその存在を知らなったという二人は、「実話を元にしていますし、勉強にもなりました」と井上。チリでは知らない人はいないというネルーダ、日本の政治家に当てはめるなら…と考える三人は、「田中角栄さんぐらいの人物なのでは?」との結論に至っていました

女性に対してもとても情熱的だったというエピソードから、井上にも「女性に対して詩を書いたことは?」と尋ねるロバータ。「歌詞とかは情熱をもって書いてますよ。大学の時も女性に詩を贈ってました。『愛してる』と歌うこともありますし…。ただ、映画に出てくるような素晴らしい歌は書けなかったけど」と堂々と答える井上。芝居の脚本も手掛ける石田は「そんな井上さんを主役にしたい」とオファーしました。「よしもとのキムタクですから」とまたまた臆することなくその申し出を快諾する井上ですが、政治家の役は説得力がないという理由で却下でした。

ロバータは「井上さん、本作のサブタイトルにもあるような、逃亡されたご経験は…?」との質問も。石田も「ニゲータさん!」と煽ります。間髪入れずに「逃亡はございません!」と一刀両断の井上ですが、石田によると「それは聞いていた話とは違う」とのことでした。

最後に本作の見どころを尋ねました。「我々の職業もそうですが、追い込まれれば追い込まれるほど、反発して面白いことが生まれる。そこに共感できました。つらい方にぐっと行くから、いいフレーズや発想が出てくるんだろうなと思いました」と井上。石田は「追い込まれたら猟奇的で派手なパーティーが繰り広げられます。そこに注目してください。あと、キーパーソンは“オカマ”です」と二つの着目ポイントを披露しました

『ネルーダ 大いなる愛の逃亡者』は11月11日(土)より新宿シネマカリテ、恵比寿ガーデンシネマを皮切りに全国順次ロードショー。京都は京都シネマ(公開日未定)、大阪ではシネ・リーブル梅田(公開日未定)にて上映されます。

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