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桜 稲垣早希、NMB48井尻晏菜&三田麻央が、心に深い闇を隠すヒーロー・剣心にギャップ萌え!-映画『るろうに剣心 −明治剣客浪漫譚− 追憶編』舞台挨拶

2017年10月13日(金) レポート

日本で国産アニメーションが初めて上映されてから100年目に当たる今年、『京都国際映画祭』では映画部門に新たなカテゴリー「アニメーション」を設け、幅広い層の方に楽しんでいただける長編・短編作品の上映や関連イベントを各会場で開催しています。
10月13日、イオンシネマ京都桂川では、人気アニメシリーズ『るろうに剣心』から、京都を舞台にした『るろうに剣心 −明治剣客浪漫譚− 追憶編』が上映され、舞台挨拶には桜 稲垣早希、NMB48の井尻晏菜、三田麻央が登壇しました。

漫画家・和月伸宏さんが、明治初期の激動の時代を生き抜く剣士たちの姿を描いた同名人気コミックを原作に、テレビアニメ、実写映画などさまざまな形でメディアミックスが行われてきた『るろうに剣心』。今回、上映された『追憶編』は、テレビアニメシリーズの前日譚で、主人公の緋村剣心の伝説の剣士“人斬り抜刀斎”となり、頬に十字傷をつけられるまでの経緯が描かれています。1999年にOVA全4巻で発売され、名作との呼声も高い同作がスクリーンで蘇るとあり、会場には熱い“るろ剣”ファンたちが駆けつけました。

アニメ評論家の藤津亮太さんが司会を務めた舞台挨拶では、そんな客席のみなさんに負けない稲垣、井尻、三田の“るろ剣”愛がさく裂!「こんな格好で来てしまいましたが…」とおなじみのエヴァンゲリオンのコスプレを自らイジって笑いを誘った稲垣は、中学時代にテレビアニメ版にハマり、「『剣心になりたい!』とそのまま剣道部に入部した」ほど夢中になったといいます。あこがれが募るあまり、稽古中に剣心の足の動かし方などをマネし、「先生に『マジメにやれ!』って怒られました」という苦い思い出も?また、友だちに勧められてハマってしまったという井尻も「剣道部に入ろうかと考えた」と告白し、三田は「必ず剣道部に入ろうとするんですね!」と誰もが一度は剣心になりきろうとする“ファンあるある”に大ウケ!そんな三田はNMB48きってのアニメ好きとして知られていますが、「あまりにも有名なビッグタイトルなので見たことがなかった」とか。ですが最近になり、全編を一気に見てどハマり!「なんでこれまで見てなかったんだろう?」と深く後悔したそうです。

さて、原作やテレビアニメシリーズの『るろうに剣心』は、主人公・剣心のコミカルな表情も多く見られましたが、『追憶編』ではいたってシリアス。心に抱える暗い影をこれでもかと描き出す手法に3人は衝撃を受けたといいます。稲垣は「作っている人が違うの?と思うほど絵のタッチも色使いも雰囲気も違う。子どもには残酷なシーンもあって大人向けのアニメだなと思いました」と感想を。井尻は背景に描かれる日本の美しい四季に魅了されたといい、「春夏秋冬のそれぞれのキレイな描写が本当にリアル」とウットリ。三田も「四季と人の心の動きを連動させて描いているのがすごい」とその表現力の高さを絶賛していました。

続くトークの話題は“『るろうの剣心』の登場人物の中で好きなキャラクターは?”。井尻は「日本女性の奥ゆかしさやしとやかさが素敵」と『追憶編』のヒロインでもある剣心の元妻・巴を挙げ、「闇が深くて重いキャラが好き」という三田は剣心に憎しみを燃やす敵役・雪代縁に「養ってあげたい!」というほどご執心のようですが、それでも稲垣を含めた3人がそろって口にするのは「やっぱり一番好きなのは剣心!」。稲垣は「昔は、未来の旦那さんにしたいと言っていたほど好きなんです。やさしくてかわいいところもあるけど、かっこよくて心に闇を抱えているギャップがいい」とメロメロのようです。

そんな“ギャップ萌え”でも女子のハートを鷲掴みにする剣心の壮絶な過去が明らかにされる『追憶編』。稲垣は「剣心の“殺さずの誓い”の裏に何があったかがわかるし、それが私の理想通りだったのでうれしかった。これを見たうえでテレビアニメシリーズを見ると、また深みが増します」、井尻は「老若男女に愛される作品ですが、これを見てもっともっと剣心を好きになってほしいです」、三田も「正義と悪って何だろう?という問題も考えさせられる作品。ほかにも恋愛があったり、いろんなものが詰まっているので、ぜひ見ていただきたいです」と作品の魅力を語り、舞台挨拶を締めくくりました。

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