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「十階のモスキート」舞台挨拶に内田裕也氏、崔洋一監督が登壇!

2017年10月13日(金) レポート

10月13日(金)、TOHOシネマズ二条で、「内田裕也ロックンロールムービー」として、1983年制作の「十階のモスキート」が上映され、監督の崔洋一氏、主演の内田裕也氏が舞台挨拶を行いました。MCとして登壇したのはキネマ旬報の青木眞弥編集長です。

観客といっしょに鑑賞していた内田氏は上演終了後、ステージ上へ「崔洋一監督と組めた作品が京都で上映されるのは感無量」と語ります。

そして「夜に突然自分で映画を作りたいと閃いた」「当時は偉そうにしている脚本家ばっかりだった」と続け、「自分で書かなきゃしょうがないと、3日間くらいで大筋を書いたものを崔監督が補足してくれて、この作品が生まれた」と当時を振り返りました。「ラブシーンが多いのでテレましたが、相手役にも恵まれた。とてもストレンジなインパクトのある映画だと思っている」とも。さらに「欠点もいろいろあるけど、うれしいとともに誇りを持って、熱いパワーを感じられる映画だと思う」と話したあと、崔監督へ感謝の気持ちを伝えました。

崔監督も「(内田氏と)並んで見ていて感慨深いものがある」と語り、「自分で言うのもなんですが、悪くないじゃないですか」と自画自賛します。そして制作当時の日本映画を取り巻く環境などについても振り返りました。

内田氏は崔監督と組んだことについて、「相手が誠実かどうか、相性、感性を大切にしてきた」と告白。そして「もう俺と組むのは懲りたと思うけど、意外と俺は監督には素直だと自負している」と話すと、崔監督も「そうですね」と同意します。そして作品のカメオ出演について、ラブシーンの裏話などを貴重なエピソードを語ってくれました。

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