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よしもと祇園花月で、特別招待作品「泥棒役者」上映&舞台挨拶!

2017年10月14日(土) レポート

早くも3日目を迎えた京都国際映画祭2017。例年以上の盛り上がりを見せ、様々なイベントが開催されるなか、10月14日(土)には、よしもと祇園花月で特別招待作品「泥棒役者」の舞台挨拶が行なわれました。

11月18日(土)の公開を前に、いち早く作品を見ようと会場には多くの観客が詰めかけました。上演後のステージに登壇したのは、宮川大輔と西田征史監督。満員の会場を見た大輔は開口一番「あら、いっぱいですね。うれしい!」と喜びの表情。そして「京都は地元と言うことで」と断ったあと、「滋賀県ちゃうかと思われているかもしれませんが、私は京都!」ときっぱり。「根っからの京都なので、先行上映をここでできること、そしてこんなにいっぱい入っていただいて本当にうれしい!」と感激の様子。実は、以前にも舞台挨拶に立ったことがあるそうで、そのときは「お客さんが6人で、うち2人がいとこ」。いっしょにステージに上がった全員が会場を見て「エーッ!?ってなった」という悲しい思い出を話し、笑いを取ります。西田監督は主演の丸山隆平さん(関ジャニ∞)と二人で、京都へプラベート旅行に来たエピソードを披露。「同じ部屋に泊まった」と話しますが、大輔に「別々でええやないですか」とツッコまれていました。

元々は舞台の作品だったこの「泥棒役者」。監督は、キャストに役名もなく、バックボーンもなかったので、一から作っていったこと、そして家の中で話しが進むので、カット割りや音楽などでメリハリをつけたと、撮影当時を振り返りました。

大輔は以前も監督と仕事をしたことがあるそうで、今回の台本を初めて読んだとき「サブイボが出た」そう。「こんなに才能あると思わなかった、バカにしてた」と失礼な発言で、監督を笑わせます。現場の雰囲気も「僕らの空気を感じてうまくやってくれる、スムーズで明るくてスマート、やりやすい」と絶賛しました。

監督も役者としての大輔が好きだと話し、今回の役どころは笑いのないものだったので、今度は笑いの方を解放したい、また違ったところも引き出したいと、次回作の出演を思わせる発言も飛び出しました。

今回のキャスティングは書いたときのイメージで、こういう方にやっていただきたい、というので声をかけたと監督。主演の丸山さんについては、「明るい印象と別の、時折見せる寂しい表情、そういうのをもっと引き出したい」と思ったそうで、作中の丸山さんは「素に近いと思いますよ」と話しました。大輔も、(丸山さんと)監督との仲良さもあって、そこに寄せてもらった感じでやりやすかったとのこと。そして、丸山さんがよくお菓子を差し入れてくれたものの「そのお菓子のセンスが…あんまり…」とぽろり。「いいんですよ、うれしいんですよ、けど…」と言いつつ、ディスっていました。

ほかにも、クランクイン前に丸山さんの自宅で共演の市村正親さんを含めて、本読みをしたことや、作中に出てくるユーチューバーの動画が公開前にアップされることなど、貴重な話しが満載。スペシャルゲストが登場してのフォトセッションのあと、大輔は「いろんな方に突き刺さるような、笑えて見終わったあと、俺も私も頑張ろうと思える映画、最高の喜劇」と力強く語り、「11月18日(土)からですが、拡散してもらってたくさんの人に見てもらいたい、力を貸してください」とアピールしました。監督は「まるちゃん(丸山さん)がもう4回見てくれている」と話し、みんなの気持ちのこもった作品ができた、と自信をみなぎらせていました。

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