開催概要京都国際映画祭に向けて

京都国際映画祭実行委員会 名誉委員長中島貞夫

今年も「京都国際映画祭」の季節がやって参りました。
前身である「京都映画祭」から数えて二十年余り、映画都市・京都でのこうした催しに参加し続けられることは、私の生涯の誇りでもあり、㐂びでもあります。
京都には映画のお化けが住んでいる。
これはある映画人の言葉ですが、まさに京都の地にはその生涯を映画に賭けた多くの映画人の汗と涙が染み込んでおります。その為にも映画の灯は絶対に守らねばならない。
勿論映画祭は、市民の皆さんに存分に映画の楽しさを味わって頂く為のもの。
今年も関係者一同の手により多彩なプログラムが組まれております。それを楽しみながら、改めて京都と映画の深いつながりにも、心を致して下さいますように。
中島貞夫

京都国際映画祭実行委員会 実行委員長中村伊知哉

「映画もアートもその他もぜんぶ」のイベント、第4回を迎えます。
千年の文化が息づき、映画・ゲーム・アニメ、ポップカルチャーを創り続ける街。海外で展開するハイテク企業が集積し、ノーベル賞学者を生み続ける町。観光人気ランキングで世界トップを競い続け、文化庁が置かれる都市。
京都のみんな、京都を愛するみんながつながって、「ぜんぶ」を楽しみ、創り、発信します。伝統を受け継ぎ、パンクな文化を弾き出します。人材の育成、才能の発掘にも努めます。暮らしと精神、人と地域、過去と未来をつなぎます。
今回のコピーは「京都三泊四日。」10月の4日間、濃縮Kyotoをお楽しみください。
中村伊知哉

京都市長門川大作

「現代アート,伝統工芸,音楽,食,ファッション…。日本映画発祥の地・京都において,映画の枠にとらわれず魅力溢れる多彩な企画を展開される「京都国際映画祭」。
第4回目を迎えられ,京都の秋の風物詩としてすっかり定着してまいりました。
本映画祭の発展を支えておられる中島貞夫名誉委員長,中村伊知哉実行委員長,更には開催に多大な御尽力をいただいている吉本興業株式会社をはじめとする関係者の皆様に,深く敬意を表します。
本年は,日中韓の都市が文化交流を深める「東アジア文化都市2017京都」との連携など,新たな企画も盛りだくさん。更なる賑わいが世界へと大きく広がり,一層進化した映画祭となることと確信しています。
本年4月,文化庁の地域文化創生本部が発足し,京都への全面的な移転に向けて大きな一歩が踏み出されました。これを機に「世界の文化首都・京都」への飛躍を目指す本市といたしましても,本映画祭がこれからも多くの人に愛され,映画文化で世界中を元気にする祭典であり続けますよう,全力で支援してまいります。
ぜひ御一緒に応援くださいますようお願い申し上げます。
門川大作