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特別招待作品「カーラヌカン」の舞台挨拶をTOHOシネマズ二条で開催!

2017年10月15日(日) レポート

最終日を迎えた京都国際映画祭2017。10月15日(日) 、TOHOシネマズ二条で特別招待作品「カーラヌカン」が上映されるにあたり、ヒロインの木村涼香さん、古賀俊輔プロデユーサー、浜野安宏監督が登壇。舞台挨拶を行いました。
自己紹介のあと、まずは浜野監督が「カーラヌカン」の意味は「川の神」であることを説明します。木村さんは沖縄での撮影について海がきれいで、最高だったと笑顔。そして700名が参加したオーディションで選ばれたことについては、名前を呼ばれた瞬間「真っ白になった」そうで、うれしくてワクワクすると同時に不安も感じたと本音を吐露。ただ選んでもらったからには全力でやろうと思ったと振り返りました。

木村さんを選んだ決め手について、古賀プロデューサーは「若さの可能性、純粋性」と話したあと「監督が気に入ったのは体が柔らかいところ」と続けると、「そればっかりじゃないよ」と監督も応じ、会場は笑いに包まれます。そして監督は「なにしろ身体能力、この映画にとって欠かせないもの」と改めて語ったあと、木村さんは演技をやったことがなかったので、ものすごく勉強してついてきてもらったと感謝の気持ちを述べました。

木村さんはそんな監督の印象を「すごくクリエイティブな発想をされるので、監督だからできるシーンがたくさんあると感じた」と話し、古賀プロデューサーも「監督は発想が1個、2個上を行くのでついていけないことがある、そこが素晴らしい」と絶賛。それが映画に全部詰め込まれていると語りました。
ほかにも主演を務めたGACKTさんの撮影時のエピソードや、監督の先輩である南野梅雄監督の飛び入りのスピーチもあるなど、貴重なトークが満載だった今回の舞台挨拶。最後に監督は作品について「アーティストはどこかで宗教に出会ってしまう、その宗教的なものをいかにこの映画のテーマ、愛に結び付けられるか、そこが非常に苦労したことのひとつ」と振り返り、「“愛になれ”という言葉をキーワードとして覚えて帰ってほしい、与える欲しがるではなく、自分自身が愛にならなければいけない、そのことに(主演の)GACKTが気付く、大
きな気付きの映画」と続けました。さらに監督自身も作品に出演しているとのことで「どこに出ているのか、見てもらったら、ヒッチコック的面白さがあると思う」とアピールしました。
木村さんは「沖縄のすごい自然、文化にも触れているので、作品を見て心まできれいになってくれたら」と話し、古賀プロデューサーは「人が忘れがちな純粋さ、何かに必死になること、そういうものを沖縄の自然の中にいると思い出すこともある、それで完成した映画です、ぜひ楽しんでください」と締めくくりました。

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